どうも。Yoshiです。
前回は“普通じゃないギター”の数々を
ご紹介しました。
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特にマイケル・アンジェロの“Xギター”の演奏は
常人離れしていますし、
誰にでも真似できるものではありません。
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ただ、前回での発言と重複してしまいますが、
そもそもカッコいいのか疑問です(笑)
しかし、ピアノのように左右の手で違う音を出す
というプレイスタイルは、ギターという楽器の
限界を取り払った凄まじいテクニックであることは
間違いありません!
そもそもギターという楽器は左手で弦を押し、
右手でその弦を弾くというのがセオリー。
(右利きの人の場合)
↓こんな感じ。

しかしながら、現代では様々なプレイスタイルを
確立したギタリストが多く存在しています。
今回は“普通じゃない弾き方をするギタリスト”を
ご紹介したいと思います。
エフェクターを使用した奏法や
今や一般的になったオーソドックスな
“タッピング”や“スウィープ奏法”は
今回は除外します。
また、私が知る限りのギタリストなので、
“●●が入っていないじゃないか!!”という
お叱りはご勘弁ください(笑)
お薦めのCDもご紹介しますので、
ご参考にしてください。
目次
1.特殊奏法のギタリスト
①ポール・ギルバート
ポールさんの代名詞はスピーディーかつ
正確無比なピッキング。
驚異的な速弾きや“タッピング”“スウィープ奏法”
といったテクニックも驚きですが、
一番驚いたのは“電気ドリル”ですね!

マキタ製の電気ドリルにピックをくっつけての
高速ピッキング!
“誰よりも速くギターを弾いてやろう”という
ジョークから生まれた奏法ですね。
私が知る限り、電気ドリルをギターで使ったのは
エドワード・ヴァン・ヘイレンのほうが早かったかと。
ただし、エディは電気ドリルのモーター音を
ギターのピックアップに拾わせるというものでした。
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ポールさんのジョークから生まれた“電気ドリル奏法”。
今や彼の代名詞の一つですね。
曲名にも入っていますしね。
MR.BIG
「Daddy,Brother,Lover,Little Boy
(Electric Drill Song)」
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【お薦めCD】
髪が長かった頃、ポールさんは電気ドリルを
髪に絡ませてしまったことがあったそうな(笑)
②キコ・ルーレイロ
この方も本当に素晴らしいギタリストですね!
大好きです。
エレキはもちろんのこと、
アコギも上手い!
美しいメロディーを奏でてくれます。
彼の得意とする特殊奏法は“両手タッピング”。
特筆すべきは“美しいメロディー”です。
こちらをご覧ください。
Kiko Loureiro
「Tapping Into My Dark Tranquility」
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ひけらかすだけのテクニックではないですね!
【お薦めCD】
③スタンリー・ジョーダン
②でご紹介したキコとプレイスタイルが被って
しまいますが、ご容赦ください。
また、何より“両手タッピング”を確立した人です。
スタンリー・ジョーダンはアメリカの
ジャズ・ギタリスト。
6歳でピアノを始め、
11歳からはギターに転向。
そして、13歳の時にピアノをギターに置き換えて
弾くことに挑戦して、“両手タッピング”スタイルを
確立したんだそうです。
本当に素晴らしい!
“両手タッピング”特有のアタック感のない
浮遊感のあるトーンとジャズのメロディーが
相まって気持ちの良い音楽を聴かせてくれます。
【お薦めCD】
④トミー・エマニュエル
以前、少しだけご紹介したトミー・エマニュエル。
彼は私が思う、「世界で一番上手いギタリスト」です。
彼は「一人オーケストラ」と言えるくらい、
ギター1本で本当に多種多様な
表現をすることができます。
私が初めて彼を知った時に
あまりの美しさに驚いた奏法が
“人工ハーモニクス”奏法です。
※正式な名称のある奏法なのか分かりません💦
やさしく、美しいハープのような響き。
間違いなくトミー・エマニュエルの代名詞です。
Tommy Emmanuel
「Over The Rainbow」
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【お薦めCD】
ライブに2回行ったことがありますが、
まさに“ミスター・エンターテイナー”!
音楽に感動できるだけでなく、
とても楽しい時間を過ごさせていただきました!
また行きたいなぁ。
⑤マイケル・アンジェロ
既にご紹介しましたマイケル・アンジェロ。
特殊奏法の王様かもしれませんね。
映像もご覧いただいたと思いますが、
彼も驚異的な速弾き、様々なテクニックを
持っています。
彼の代名詞は“両手タッピング”。
しかもダブルネックギターを使用して
一人でハモれるという必殺技を持っています。
また、彼は右でも左でも同じように
ギターが弾けるんです。
大道芸のようなギタープレイ。
百聞は一見にしかず。
映像をご覧ください。
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【お薦めCD】
最後に彼の名言をご紹介しておきます。
『Practice,Practice,Practice(練習、練習、練習)』
“とにかく練習しろ”とのことです。
ありがたいお言葉ですね(笑)

2.まとめ
いかがでしたでしょうか。
“普通じゃない弾き方をするギタリスト”を
ご紹介してきました。
こうやって見てみると
“人間に限界はない”と言えますね。
何より素晴らしいのは、
自分で編み出したものを具現化し、
それをしっかり自分のものにするだけでなく、
音楽として人を感動させていること。
今後も思いもよらないアイデアで
我々を感動させてくれるアーティストが
出てくるのを楽しみにしています!
いや~、ギターって本当に面白いですね。
今回はこのへんで。
それでは。